新卒看護師辞 奨学金返済 お礼奉公

新人看護師が辞めたいと思うとき

(最終更新日:2020年9月17日)
新人看護師さんが辞めたい、と思ったときはどんなときか?
それは新卒で入職した病院に大きな失望を抱いたときですね。

 

期待していた新人看護師の教育がめちゃくちゃだった。
プリセプターがいいかげん、いじわる、キツイ。
職場にお局看護師がいて、雰囲気が最悪。
サービス残業が信じられないくらい、多い。例えば100時間超。
病院の経営者が変わって、労働条件がおかしくなった。
ヒヤリハットが多発して、医療事故が隠蔽されている。

 

こんな病院から、きちんと新人教育をしてくれる総合病院にいったほうが
これからのキャリアを考えると自分のためだ、と考えてもおかしくはありません。

ガ〜ン!あなたの行く手を阻む奨学金返済、お礼奉公

ところが、新人看護師さんの多くが、奨学金を貰っていて、お礼奉公が3年必要というケース
に悩まされています(長いところだと5年以上のケースもあります)

 

病院付属の看護専門学校や看護大学。
日赤や医療法人、または県や市の自治体、JA系列というのもありますね。

 

奨学金に加えて、生活調整金とか生活支援費とかの生活費まで出してくれるケースが
あるので、総額は100万を超えるケースがほとんどですね。
200万とか300万円以上貰っている方も多いです。

 

解決策ははっきりしています。
法律的にお礼奉公は労働基準法に違反していますので、
いつやめても、あなたの自由です、キッパリ。

 

(追記)

 

2017年9月に広島高裁で看護師のお礼奉公に関する判決がありました。
結論をいうと、お礼奉公を途中で辞めても学費返還は不要という判決です。
理由は
労働基準法14条 退職を制限する期間が3年を超えていた
労働基準法16条  奨学金の貸付が労働契約を履行しない場合の損害賠償を予定する契約とみなされた。

 

退職の自由を不当に奪うことは憲法の職業選択の自由に抵触しますので
当たりまえといえば、当たりまえの話なのですが
日本の労働者は正社員、正職員の場合、とても強固に守られているのですが
労働基準法を遵守しない一般企業は、ブラック企業が取りざたされる昨今数多くあります。

 

看護師のお礼奉公問題も含めて、日本の企業が労働基準法を破ってもいいと考えるのは
わざわざ、裁判にまで訴えても労働者に得るものが少ない、面倒だという心理につけこんでいるのです。
実際に裁判を起こしても、手間ばかりかかって、表ざたになるのも嫌だという方がほとんどだと思います。

 

裁判官は裁判官独立というものがあって、憲法と法にのみ従い、自分の良心で判決を下してよろしいと
いうことになっています。
どういうことかというと、裁判官によって、判決はさまざまであるということです。

 

もし、病院側が金銭消費貸借契約書労働契約書を別個に作成した場合
金銭消費賃借契約=借金は有効であるという判決が出てもおかしくないのです。

 

(追記終了)

 

裁判を起こすまで事を荒立てたくないという場合は
借りた奨学金は、民法でいうところの借金ですので、返さなければなりません。
お礼奉公を途中で辞めた場合、一括返済という条件なら、従わなければなりませんね。

 

労働基準法(お礼奉公)と民法(債務=借金)で全く別の問題なのですが、
病院側は借金であなたの職業選択の自由を縛っているのも、また事実なのです。

 

良心的な病院はお礼奉公が3年間(これは奨学金を受けた期間と同じ期間であることが多いです)
であれば、1年勤めれると1年分返済額を減らしてくれるところもあります。
もっと、優しいところは3年間=36ヶ月と見なして、1ヵ月勤務するごとに、36分の1返済した
ものと見なしてくれるところもあります。

 

一括返済を義務にしている病院がほとんどです

けれど、主流は、<あんた鬼か>と思えるほどの
「一括返済」を義務付けているところが多いのです。

 

さて、うんざりするほどあなたのやる気をなくさせる、または心身の疲労、病気にまで
追い込むほどのダメダメ病院をスパッと辞める方法はあるのでしょうか?

 

実は、あるんです。
看護師の求人には非公開求人というのがあります。
間違ってもハローワークとかに行っちゃダメですよ。

非公開求人にあなたを救ってくれる病院が隠れているワケ

看護師転職支援サイトに
非公開求人というものがたくさんあります。そのなかに
奨学金の「立替一括返済制度」をいうものを持っている病院があるのです。 

 

なぜ、非公開になっているかというと、
せっかく奨学金で最低3年は縛り付けることができている新人看護師を、横取りするようなものだからです。
表立ってやると、看護師不足のおり、ルールなき看護師争奪戦争が起きるからなのです。

 

実は一部の病院では奨学金の案内に
この奨学金返済の肩代わり=返済資金の立て替えを
密かに(公開しているのでコッソリではないですね)
さりげなく書いてあることがあるのです。

 

けっこう簡単に検索できます
「奨学金 肩代わり病院」とYahoo!でもグーグルでも
検索窓に入れてみてください。

 

PL病院(大阪府富田林市)
採用案内⇒http://www.plhospital.or.jp/contents/gNavi3/syougakukin.html
今年度の募集は終了しているようです。
谷口病院(宮崎県日南市)
採用案内⇒http://www.taniguchi-hospital.jp/recruit/
の二つが1ページ目に登場してきます。

 

PL病院は「奨学金返済資金貸付制度」
谷口病院は「奨学金立替制度」
と名称こそ違いますが、
お礼奉公中に辞めたい看護師が奨学金返済に困った場合
返済資金を一括で肩代わり(立て替え)してくれる制度の事です。

 

簡単に探せるものの、HPの目立たないところにサラリと書いてあるので
いちいち問い合わせしなくてはなりません。

 

しかも該当する病院が自分の勤務可能なエリアにあるとは
かぎりません。

 

そもそも基本的には
表だってバンバンとやれるような制度ではないので
控えめにやるのが、どの病院にとっても得策なのです。

 

奨学金返済肩代わりの理屈

元の病院は看護師の国家試験に受かっていないヒヨコ学生に対し、3年以上待って
お金を出して、やっと入職してもらうのですから、お礼奉公3年でも短いと思っているぐらいなんです。

 

かたや、引っこ抜く病院は、看護師資格も持っているし、ある程度の期間の看護師経験もある
若い看護師をすんなりと雇うことができるのです。

 

あなたが辞めたいと思っても、入職する病院があるのかしらと不安になると思いますが
ヒヨコ学生と有資格者のあなたでは、価値が違うのです。
多くの病院があなたを待ってくれていますよ。

 

さて、具体的な転職活動の進めめ方を教えちゃいます。
とっても簡単です。
看護師転職支援会社にパソコンやスマホで1〜2分で登録しちゃいます。あなたがやることはたったこれだけです(ホントですよ〜)。
あとは、看護師転職サイトの会社から連絡を待つだけです。

 

ここからがポイントです。
あなたは、条件をひとつプラスしています。
「奨学金の立替一括返済」ですね。

 

勤務地や給料、福利厚生、教育体制、希望の診療科などのリクエストもあるので
時間がかかる可能性があります。

転職コンサルタントの力量次第です

転職サイトであなたの転職をサポートしてくれる専門家を
コンサルタントと呼びますが、このコンサルタントさんの経験や力量、相性もあるので
立替一括支援制度に詳しくない人もいることを念頭に置いて下さい。

 

ここで、少し病院側の裏事情を少し。
立替一括支援制度は、あなたが新しく転職(入職)した病院の給与から
天引きで払うことが多いようです。何年か勤めるとチャラにしてくれるところもあります。
お金のことですから、決して甘くはありません。

 

あなたの理想とする病院、働き方など妥協できない部分が多いと
どんどんと自分の希望を叶えてくれそうなコンサルタントさんを
捜していかなければ、転職はうまくいきません。

 

立替一括支援制度は病院によって制度化されている場合もありますが、
先ほど述べたような事情で、おおっぴらにできないグレーゾーンでもあります。、
コンサルタントが病院に問い合わせて、はじめて事務局長あたりがそういう条件の看護師さんなら
立て替えますよ、なんてことも起きます。

 

過去にそのコンサルタントさんがいろんな病院に立替制度で看護師さんを斡旋した
経験があれば、心強いですね。

 

要するに、コンサルタントさん次第であなたの希望がどれだけ実現するかが決まるわけです。
過去に聞いた話では、先輩看護師で8社以上の看護師転職支援サイトに登録して、
メールや携帯の対応でてんてこ舞いした20代ナースさんがいたそうです。

 

もし、1社づつ登録していくのであれば、コンサルタントさんの見切りを早くしましょう。
同じ会社の中で途中でのコンサルタントさんの変更は基本的に難しいです。
(できないわけではないですが、人間関係というものがありますので心理的抵抗が…)

 

複数登録するなら、2社もしくは3社ぐらいに抑えておきましょう。
複数登録するメリットは
コンサルタントさん同士の力量を比較できるからです(←ここ重要。テストに出ます)
もちろん、看護師を囲い込もうとする転職支援会社もありますが、
そういうところとは一日も早く手を切りましょう。
当サイトで紹介しているところは、
どこも複数登録されてもかまいません。
どうぞ他社と比較して検討してくださいという
自信を持っているところだけです。
一言でいうと大手、老舗、ブランドとでもいうべき
存在なのです。

 

話しが逸れました。、先を急ぎましょう。
看護師さんは多忙なうえに病院選びに慎重ですから、転職期間は平均で8ヶ月といわれています。
一日も早くいまの病院を辞めたい看護師さんは、一日でも早く転職活動をはじめることを
オススメします。

 

厳選したたった3つの看護師転職支援会社を紹介します。
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